【日曜コラム】日本は本当に「オワコン」なのか?投資家として見る日本の「強み」と未来
2025年10月12日日曜日、市場がお休みの週末、皆さんは何を考えて過ごしていますか?
僕が最近、ネットでよく目にするのが「日本は情弱のオワコン(終わったコンテンツ)だ」という、ちょっと悲しい意見です。確かに、米国株の大暴騰やそれに影響される日本という現状を目の当たりにすると、そう感じてしまう気持ちも分かります。
しかし、僕は投資を続ける中で、この意見には真っ向から反対の考えを持つようになりました。今日は、僕が投資家の立ち位置として考える「日本が持つ本当の強み」について、お話ししたいと思います。
ソフトウェア vs. ハードウェア。日本の選択
ネットで「米国がIT(ソフトウェア)で勝ち、日本が敗れた」という議論がよくありますが、僕は「日本は別の場所に集中した」と見ています。
米国が、インターネットやAIといったソフトウェアと、その巨大なプラットフォーム構築に力を入れたのに対し、日本は、それを動かすための「部品」と「製造技術」、つまりハードウェアに注力しました。
特に、ミリ単位の精度が求められる製造業や、素材産業に注力した結果、日本は世界で圧倒的なシェアを持つようになりました。
例えば、半導体チップそのものの製造では、一時期韓国や台湾に追い抜かれた感はあります。しかし、その半導体チップを作るための製造装置や、極めて微細な部品、素材となるとどうでしょうか?
これらの分野で、日本企業は世界シェア90%以上を誇る製品を多数持っています。これは、他国には真似できない、まさに「職人芸」と「技術力」の結晶です。
僕たちのスマートフォンや、自動運転車、AIサーバーが動くのは、日本の見えない技術が支えているからこそ、と言っても過言ではありません。
「ラピダス」が示す日本の本気
そして今、日本は次のステップに進もうとしています。先日も少しお話ししましたが、日本のトップ企業が共同で立ち上げた「ラピダス(Rapidus)」というプロジェクトが、その象徴です。
トヨタやソニー、三菱など、日本の産業界を牽引する企業が「次世代半導体の国産化」という大きな目標に向かって出資・協力しています。
これは単なる政府の補助金プロジェクトではありません。
これまで培ってきた「製造技術」という強力な足場。
素材・部品で90%以上のシェアという揺るぎないサプライチェーン。
そして、国内トップ企業の協力という資本力。
これらが一つになることで、日本は再び世界の半導体チップ市場で存在感を示そうとしています。これは、投資家として見ていても、非常にワクワクする未来への賭けだと思います。
投資家として、この「強み」をどう見るか
僕たちがS&P500のような米国株に投資するのは、世界の成長を取り込むためです。それは間違いなく最良の選択の一つです。
しかし、この週末に考えるべきなのは、日本の企業もまた、世界の成長の「土台」を担っているということです。
「日本はオワコンだ」というネットの声は、ソフトウェアや最終製品の競争で一歩引いている点だけを見ています。ですが、投資家としては、その「土台」を握っている企業や、「ラピダス」のように未来へ向かって挑戦している企業にも目を向けるべきです。
日本が持つ「誰も真似できない技術」と「諦めない挑戦」の精神は、決して「オワコン」などではありません。僕たちは、この日本の強みを信じ、応援し続けることもできるのです。
今日のコラムのポイントを最後にまとめます!
✅ 「日本はオワコン」という意見は、主にソフトウェアの側面しか見ていません。
✅ 日本は、半導体製造装置や素材・部品といった分野で、世界に誇る圧倒的なシェアを持っています。
✅ 「ラピダス」などのプロジェクトは、日本の技術力と資本力が未来に挑戦する証です。
✅ この日本の「強み」を信じ、長期的な視点で応援していくことも、投資の楽しみの一つです。
今週も本当にお疲れ様でした!素敵な日曜日をお過ごしください!👋💖
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